その節電、間違ってます!(みんなの科学・第19回) |
こんばんは。きっちょむです。
昨日は停電騒ぎでちょっとトーンダウンしてましたが、
やっぱりきっちょむの役目は被災地のみなさんを応援すること!!
みなさん、励ましてくれてありがとう!
東京電力の計画停電にみなさん、やきもきしていることと思います。
まっ暗闇を経験されてる方も大勢います。
そして、節電に多数の方がご協力いただいています。
でも。。。ちょっと待って!!!
「節電」というと、みなさん真っ先に「照明器具」を思い浮かべると思います。
ところが、消費電力という観点でみると、実は照明器具より、
もっともっと電気をたくさん使っている電気器具があるんです。
こちらの表を見てください。
赤い線を引いてあるのが、たくさんの電気を使う器具です。
見てわかるように、ドライヤーや電子レンジなどの『熱を出すもの』
洗濯機、掃除機などの『回転するもの』の電力量が大きいですよね。
もちろん、これらは短時間しか使わないです。
電力はワットという、1時間当たりの電力で表わされますので、
長時間使う照明器具のほうがトータル的には多くの電気を使いますが、
東京電力がいま気にしているのは、瞬間的なピーク電力です。
電気器具を同時に使いすぎると、家のブレーカーが飛びますよね。
それと同じように、皆さんが家庭で電気を多く使うものを一斉に使うと、
東京電力のブレーカーが飛んでしまいます。
それが「大規模停電」なんです。
そうは言っても、洗濯をしないわけにもいかないし、
ご飯も炊かないといけませんよね。
上のグラフは、一日の時間当たりの消費電力の推移です。
10時から17時にピークがありますね。
これは夏のデータです。冬から春にかけてはピークがもう少し後ろにずれます。
おおむね、16時~19時ころまでがピークと思って良いでしょう。
この時間は、食事のしたくやお風呂上がりのドライヤーなどで、
どうしても電気の消費が集中します。
そこで、炊飯器やドライヤーを使う場合は、その間だけでも照明を消したり、
他の電気器具を同時に使わないようにしましょう!!
一番効果的なのは、電気をたくさん使う暖房をその時だけ切るとか、
電気ポットが湯沸かし中は、電子レンジを使わない、などの
「時間差攻撃」が有効なんです。
このことを知らない方が多いと思います。
できればこの記事を転載してください。
みなさんの協力で電力危機をのりこえましょうね!
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素材屋 「窓」